The Mango Square Photo Journal

- American Culture of Vehicles (1)-


アメリカは車社会といわれますが、ホノルルもその典型。通学にバスを使う学生のために、学生割引のBus passがありますが、学生の多くが自分や家族所有の自家用車で通学しています。
ハワイ大学の学生用駐車場(parking structure)パスは有料(学期ごとに$134又は年間$336)。デイリーパスだと、出入りごとに3ドル(30分の猶予あり)支払わなければなりません。それも、場所は十分ではないのです。
写真はParking structureの最上階から、ダイヤモンドヘッドを背景に、みっちり駐車している多種多様な学生の車。トラックだって、バンだってありますよ!
Parking structureはマノア渓谷の崖斜面を利用した5階建てです。最近また増築したんですが、それでも学生の需要は賄えなくて、キャンパス周辺の住宅街は、学期の開始とともに早朝5時くらいから場所とり合戦が始まります。
運良くパスを買えても駐車の場所指定は無いので、早い者勝ちでエレベーターの側から埋まって行きます。けれどこれだけ広いと、ある程度場所がふさがってしまったら、後から来た車が駐車空きを探すのが大変。
私が軽装でParking structureを横切ってジムへ行く時、駐車空きを探す学生に後ろにぴったりくっついて来られた事がよくありました。(私を駐車した車の持ち主と勘違いして、空いたら自分がすぐ入るためです)
車社会ですから、関連ビジネスで金もうけと考えるのはごく自然ですね。
写真は、ルセラン高校に出ているFund Raisingに一役買う、洗車サービスの垂れ幕。毎週土曜日に、高校生やその父兄が洗車サービスで学校の課外活動費用を稼いだりしています。
役割分担がきっちりしていて、道路に出てお客を呼び込む係、誘導係、洗車部隊に手ふき部隊と、実に手際よくやってくれます。 待っている間に、お茶やジュースのサービス付きで、お心付け(5ドル程度)のみ。ワックスはなかったですけど、機会があったら試してみては?
余談ですが、この黄色いバスがアメリカのスクールバスです。(座席シートが超堅くて、座り心地がいと悪し)
車を買う人いれば売る人あり。
日本でもインターネットの普及で個人間の売買が盛んになりつつありますが、アメリカではもちろん普通、新聞広告にも個人法人を問わず中古車売買の情報が車種別にたっぷりあります。
ですが、新聞広告は有料ですね。広告費用を節約したい人は、売りたい車にFor Saleの貼紙をして、車種と年度、売り値、連絡先等を示しておきます。こうすれば、売りたい商品そのものが動く広告塔に変身。一石二鳥と言う訳です。
さて、99年型、日産のピックアップトラック。ティントもしてあって13000ドルはお買い得?
乗りまくった車の最後は廃車が定め。けれど、廃車手続きも有料。それも嫌、という人、どうしますか?
最近見たニュースでは、山奥の人目につかない所へ棄てに行くのが日本流とお見受けしましたが(笑)、ホノルルではその手間も惜しんでしまう人がいるようです。住宅街の通りに、いつまでたっても移動しない車がある日登場。2週間ほどたってついに、ホノルル警察の見回りのお巡りさんに切符をきられ、その後にレッカーされてしまいました。
写真は、切符がワイパーにはさまれている可哀想な車です。
けど、結局、レッカー移動の費用も含めた廃車費用は、登録ナンバーで割り出された持ち主に請求されることになると思うんだけど…?
公私混同を戒める最終兵器?
大学のキャンパスでよくお見かけしたのが、公用使用限定のシールを横腹にペイントされた車。
さすがに、ここまで徹底したのは大学関係の車でしか見かけませんでした。
それにしても錆が目立ってますね、この公用車。ハワイ大学の懐具合が良く分かる?いえいえ、この程度の錆浮き車、アメリカならよーくお目にかかりますよ(笑)

(平成15年1月9日更新)



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